四国の上場16社(4~9月期連結決算)
四国の上場企業の2015年4~9月期決算が出そろった。円安や堅調な国内需要を追い風に、前年同期との比較が可能な16社のうち8社が増益、または赤字幅が縮小した。
ただ、原材料価格の高騰や中国経済の減速などが響き、業績が悪化した企業も8社あった。16年3月期の最終総益は9社が改善を見込むが、中国経済の動向が改善基調に影を落とす可能性もある。輸出が多い製造業は円安基調で好調を維持した。
四国化成工業の4~9月期の純利益は25億円と前年同期比25%増えた。ラジアルタイヤに使う不溶性硫黄の輸出が好調だった。
三浦工業の純利益は14%増の32億円だった。中国や韓国など海外で省エネ性能の高いボイラーの販売が大幅に伸びた。
タダノはインフラ老朽化対策や、首都圏の高層マンション建設などで建設用クレーンの引き合いが強い。4月~9月期は売上高、純利益ともに過去最高だった。
(11月18日 日経新聞四国ページより抜粋)